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格付け会社が格下げで国債の金利が上がる| でも能力的に大丈夫?

ヨーロッパだと、S&Pなどの格付けとソブリン債の金利には明確な相関があるようです。でも、格付け会社ってギリシャにAの評価を与えていたようなところですよね。リーマンショックの時にも不動産担保証券に高い格付けを与えていましたし。この人たちって、信頼して大丈夫なのでしょうか。

ロイターが格下げをすると、その国の金利が上がる

ロイターの記事で興味深いものを見つけました。

格付け会社がソブリン格付けを引き下げると、その国の借入コストが最大1%あがる可能性があるというものです。要するに、格付け会社によってその国の金利が決められている部分があるという事ですね。格付けによって全部決まるとは言わないまでも、一定の影響力はあるようです。

ちなみにソブリン債というのは、国債などの国が発行又は保証している債券のことを言います。ソブリン債は国債の事だと思っておけば、それほど間違いは無いでしょう。

具体的には、次のような指摘がされているようです。

ECBは「われわれは今回、格付け見直しはユーロ圏ソブリン債市場に大きな影響を及ぼす、との結論に至った」としたうえで「平均的にみて、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が1段階格下げすると、ギリシャは98ベーシスポイント(bp)、アイルランドは65bp、ポルトガルは33bp、スプレッドが拡大している」としている。

ソブリン格下げ、最大1%ポイント借り入れコスト押し上げ=ECB

それにしても、格付けと金利の関係って、具体的な数字を出して指摘できるほど明確な対応関係があるんですね。格下げは確実に金利上昇につながっているわけです。

最近の日本の例だと、格下げがあっても市場はほとんど反応しません。ですから、意外な感じがします。日本のケースだと、こんな関係は出せないでしょう。だから日本人は、格付け会社をあまり信じていない人が多いわけですが。

影響力が強い割には、いい加減な格付け

ところで、金利に直接影響を与えるほどの強い影響力を持つ格付けですが、どの程度信頼できるかはかなり疑問です。
実は、同じ記事の中に、格付け自体の信頼性を疑わせる記述を見つけました。

S&Pは2009年1月以降、ギリシャの格付けを7回引き下げており、同国の格付けは「A」から「CC」に下がった。その間、同国の10年債利回りは、5%程度から35%超に上昇した。

たかだか3年の間に、7回も引き下げをするって、かなり異常ですよね。もともと、ギリシャにAなんて格付けを与えてはいけなかったと考えるべきでしょう。

格付け会社を信じて、ギリシャの国債を買った人は、かなりのとばっちりを受けているはずですよね。でも、その後起こったことを考えると、ギリシャの格付けがこんなに高くてよかったはずは無いのです。つまり、格付け会社であるS&Pは、ギリシャの財務状況を全く見抜けていなかったという事になります。

似たような例は、リーマンショックの時にも起こっています。不動産担保証券に高い格付けを与え、まったく能力がない事を見せつけてしまいました。

こういうのを見ると、格付け会社の調査能力はかなり限定的だと思えてなりません。本当に、しっかりした評価ができているのと思ってしまうわけです。そんな会社に影響されるというのは、ちょっと考え物ですね。

まあ、それに代わるものも見つけにくいですけどね。

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