このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

マイナス金利政策を選んだから円高株安になったって?なんじゃそりゃ!| テレビのニュースは見るとバカになるかも

Yahoo!ニュースを見ていたら、長期金利が一時的にマイナスになったことに関する報道を見つけました。日銀のマイナス金利の影響で、国債の金利が下がったという話ですね。

ちなみに、TBS系列のテレビ局が放送したらしい、動画のニュースです。

いくらなんでも酷すぎる

このニュースがいくらなんでも酷かったので、ちょっとご紹介しようと思います。具体的には、次の部分が滅茶苦茶です。

住宅ローンなどの目安となる長期金利が初めてマイナスとなり、「お金を借りた方が利息をもらえる」という異常な事態を迎えました。日銀が導入を決めたマイナス金利の影響は、円高と株価の下落をはじめ、私たちにとって“痛み”の方が目立ち始めています。

(中略)

一方で、メリットよりも深刻なのが急速に進む「円高」と「株安」です。9日の東京市場で、円相場は一時、1ドル=114円台半ばまで2円以上円高が進み、平均株価は900円を超える大幅な下落となりました。

(中略)

急激な「円高」は、輸出企業を中心に企業の業績を悪化させます。さらに、「株安」で日本株の運用比率を引き上げた公的年金の運用も大きなマイナスとなるため、私たちが将来受け取る年金が減ってしまうことも予想されるのです。

急速な金利の低下は、日銀の想定を超えてデメリットの方が目立ち始めています。1

要するに、マイナス金利が引き金になって、円高・株安になったと言いたいわけです。なんだそりゃ?

この解説は、いくらなんでも異常です。マイナス金利の影響で株安や円高を招くとは考えにくいからです。常識的には逆なんですよね。

一応専門家の意見として、三菱UFJ信託銀行資金為替部の高坂晋一という方の意見も聞いているようです。でもその方は、株安や円高がマイナス金利政策の影響だとは言っていないんですよね。

日銀がマイナス金利を導入した影響などで、長期金利がマイナスになった要因を説明しているだけです。つまり、上で紹介した部分に関しては、TBSが考えた説明ということです。

現政権を批判するためなら、経済的に合理性を欠く説明でも問題ないというスタンスなのでしょうか。それとも、本気でマイナス金利で株が下がったと思っているのでしょうか。本当に、理解に苦しみます。

もしかして、本当に分かっていないのかなあ。そのケースもありそうで、かなり怖いです。

テレビや新聞の経済報道は信じられない

常識的に考えれば、今回の円高・株安の原因は、海外市場が不安定だからでしょう。実際にそのように報じているところも多いです。

例えばフジテレビは、次のように報じています。

9日の東京市場は、欧米株が軒並み値下がりしたことに加え、円相場が一時、1ドル = 114円台前半と、急激に円高が進んだことで、日経平均株価の下げ幅は、2016年で最大となる900円以上に達し、終値は、節目の1万6,000円割れ目前まで迫った。2

今回のTBSのようなゆがんだ報道は、時々見かけることがあります。報道の現場の無知が原因なのか、意図的におかしな報じ方をしているのかは判断しかねますが、頻発していることは事実です。しかも、テレビに限らず、新聞も同様です。

こういうことばかり起こると、ニュースソースとして新聞やテレビを信じていいものか、不安になってきます。さすがに数字の部分は嘘をついていないとは思うのですが、解説に関しては疑ってかかった方がいいのかもしれません。

この手のニュースで信頼できるのは、客観天気に証明できる部分だけだと思っておいたほうがよさそうですね。

まあこれでも、ネットで情報収集できるようになる前と比べると、だいぶマシなのでしょうけどね。ネットが無い時代は、専門家の意見を自分で調べて報道の中身を検証するなんて、できませんでしたから。


  1. 長期金利マイナスの衝撃、史上初の異常事態
    TBS系(JNN) 2016年2月9日 []
  2. 日経平均株価、1万6,000円割れ目前に 長期金利は「初マイナス」
    フジテレビ系(FNN) 2016年2月10日 []

スポンサードリンク

まずは確定拠出年金(個人型)を検討しよう

個人の資産運用で一番有利な金融商品は、何と言っても確定拠出年金(個人型)でしょう。いわゆるiDeCo のことです。

普通に働いている人なら、年間数万円から数十万円の節税が可能です。もちろん、完全に合法です。こんなに有利な金融商品は、他には存在しません。加入がまだの人は、とりあえず検討だけでもしてみてはいかがでしょうか。

iDeCo をはじめるには、窓口となる金融機関を選ばないといけません。お勧めはSBI証券かマネックス証券です。とりあえずは、資料請求だけでも。

スポンサードリンク


タグ: ,

このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。