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株式って何だ?| きんざいの説明が不親切すぎる

手元に「パーフェクトFP技能士入門」という本があります。FP1級、2級レベルの受験者を対象にしているようですね。

2002年度版とあるので、相当古い本ですね。これは私が以前古本で買った上に、しばらく寝かせてあったからです。

入門にしては端折りすぎなのでは

この本は「入門」と書きつつも、かなり専門的な用語が使われていることが多い本のようです。2級レベルの受験をこれからする人だと、理解ができない部分が多いでしょう。

ちょっと失礼な言い方をすると、読者の想定を完全に誤った本と言えそうです。

このページでは、そんな例を一つご紹介しましょう。株式についての説明をしている箇所です。

株式とは、一般的に株式会社の出資に対する株主の持ち分を表示した株券を指す。この株主の資金が株式会社の自己資本を構成する。会社はこれを元手に事業活動を展開し利益を上げて、株主に配当として利益を還元し、または利益を再投資して企業価値を高めることにより、株価の上昇をもたらすことになる。

それなりに知識がある人にとっては、もちろん、書いてあることは難しい事ではありません。でも、これからFP2級を受験しようと言うレベルの人だと、理解するのはかなり厳しいと思うんですよね。

言っては悪いですが、FP2級の受験者の中には、金融のずぶの素人もいるわけですから。大学生なども受験する試験ですからね。

率直に言って、この書き方は、分かっている人に確認を求める書き方でしょう。どんな読者を想定していたのでしょうか。

内容を読み解いてみよう

せっかく引用したので、書かれた内容を読み解いてみましょう。

株式とは

「株式とは、一般的に株式会社の出資に対する株主の持ち分を表示した株券を指す。」というのは、要するに「株式=株券」だと言っています。そして、その株券には株主の持ち分を表されています。

最近は電子化され、紙の株券は無くなってしまいました。まあ、ちょっと古い本なので、この部分は仕方がありません。

自己資本比率とは

読者が一番混乱するのは、次の「この株主の資金が株式会社の自己資本を構成する。」という部分でしょう。自己資本と言う単語は、金融関係の人でも知らない可能性があります。会計用語ですからね。

そして、自己資本に関しては、この本が書かれた2000年代最初よりもさらに説明が難しくなってしまいました。法律が変わって、定義が曖昧になったのです。ですから、この部分はスキップすることにしましょう。

とりあえず、オリジナルの文章が言いたかったのは、「株主がお金を出すと、それを元手に会社は経営される」ということです。

配当とは

ちょっと飛ばして次は「株主に配当として利益を還元し」という部分ですね。これも株式投資が分かっている人なら、理解は難しくありません。でも、なじみが無い人だと混乱する内容でしょう。

株式会社が利益をあげると、その利益の一部は株主に還元されます。その還元されるお金のことを配当金と言います。

決して難しい内容ではないので、もう少し丁寧に書けばいいのにと思うのですが。

FP3級合格者を想定したのか?

今回のテキストは、きんざいが作ったものです。ということは、FP2級の受験者はFP3級の合格者が多いと考えているのでしょうか。

そういうことなら、まだ理解できなくはありません。まあ、それでも、「入門」というタイトルを付けた本としてはどうなのだろうと言う気はしますけどね。

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