このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

低金利のときに、固定金利の長期国債を買うのは賢くない

個人が買える金融商品と言われて、まず思い出すのが、銀行預金や株式、投資信託でしょう。それと並んで、貯蓄型の保険を思い出す人もいるかも知れません。

そして、その次くらいに、国債のことを思い出す人もいるのではないでしょうか。国債は比較的小さい額から投資できるので、個人の投資対象としては悪くはありません。

ただ、金利の低い時期には、国債は避けておいたほうが良いかもしれません。

個人の投資対象として国債は優れている

個人が投資できる金融商品はたくさんありますが、国債はその中でも優れたものの一つでしょう。

これは、他の金融商品と比較してみるとよく分かります。わかりやすいところで、銀行預金との比較してみましょう。

金利は国債のほうが高い

銀行預金と比べると、国債は、金利が高いことが多いです。さすがにゼロ金利政策を採用している時期は、国債の金利がマイナスになり、銀行預金の方が金利が良いですけどね。

とはいえ、ゼロ金利の期間でも、金利がプラスになる個人向け国債という商品もあります。ということは、個人向け国債ならほとんどの場合銀行預金よりは金利が高いことが多いわけです。

国債は安全資産

また、国債は安全資産としても優れています。国の債券ですから、当然ですが、リスクは非常に小さいのです。

それに対して、銀行には倒産するリスクがあります。実際に、過去には、倒産した銀行もありますからね。

銀行には預金保険という、預金者保護の仕組みはあります。ただ、保護される預金額に上限が有ります。

また、預金の種類によっては、保護されないものもあります。そう考えると、やっぱり、安全性という意味では国債に軍配があがるでしょう。

国債暴落なんてあり得るの?

日本国債というと、暴落すると煽る専門家もいます。こういう説を聞くと、心配になる人もいるでしょう。

でも、暴落するリスクが高いとすると辻褄が合わない事が多すぎます。おそらく、最大の矛盾は、「暴落するような国債だとすれば、なんで日本国債の金利は低いか」という点でしょう。

債券が将来的に暴落すると思えば、債券には買い手はつきません。そうなると、もっと金利が上がるはずなんですよね。金利が高くないと、債券を買ってくれなくなるのです。

でも、日本国債の金利は、10年物の利付債でも0%前後です。つまり、みんな国債を買っているということなのです。

国債暴落を言う人は、この点を説明してほしいんですけどね。少なくとも、金融のプロは、国債暴落など誰も信じていないように見えます。

他の要素(CDS など)を検討しても、国債が暴落するとはちょっと考えづらいのが現状です。

国債が暴落すると言い続けている人たちは、一体何の目的があるのでしょうか。純粋な将来の予想とは、違うところに意図が有るように思えてなりません。

解約のしやすさという意味では銀行預金の方が上

銀行預金の方が、国債よりも優れている点もあります。それは、現金化の歯やすさです。

普通預金ならいつでも解約が可能です。定期預金も基本的には、いつでも解約できます。金利に関しては、解約すると、多少不利になりますけどね。

ただ、これに関しても、個人向け国債という解約しやすい国債があります。解約する可能性を念頭に選べば、国債が大きく不利ということにはなりません。1

金利が低い時期は国債は不利

銀行預金と比べれば有利に見える国債ですが、金利が低いときには避けておいたほうが無難でしょう。特に、長期のものは避けておくべきです。

その理由は簡単で、金利が上昇するような事があると、大きく損をする可能性があるからです。


固定金利である国債は、金利が上昇すると売却価格が下がります。金利がどの程度上がるかにも寄りますが、2割とか3割価格が下がってもおかしくありません。

もちろん、償還2 まで持ち続ければ、元本割れする事はありません。利息もちゃんと受取れます。

しかしそれでも、損をする事に変わりはありません。なぜなら、国債の市場価格が下がっている時は、預金などの金利があがっているからです。

不利な商品を持ち続けないと行けないのです。だとしたら、損ですよね。

例えば、銀行に預金をすれば5%以上の金利が付くはずなのに、国債で持っているために1%の金利しか受取れない。そんな事態も起こりうるわけです。

こういうケースに対応できないわけですから、金利が低い時期は、国債は避けておいたほうが良いことになります。

個人向け国債はありかもね

このように、国債は今のような低金利の状況ではちょっとおすすめできません。ただ、一つだけ例外があります。それは個人向け国債です。

個人向け国債は、一定の料金を払えば、償還前に国が買い取ってくれるのです。
ですから、急激な金利変動にも対応する事が可能です。

また、変動10年という変動金利の個人向け国債もあります。この国債なら、市場の金利が上がったら、自動的に受け取れる金利が増えることになります。

ということで、国債で運用したい人は個人向け国債にしましょう。それも、変動10年タイプを選ぶのがポイントです。


  1. とはいえ、個人向け国債には、1年間は解約できないという条件は付きますが。 []
  2. いわゆる、「満期」のことです。 []

スポンサードリンク

まずは確定拠出年金(個人型)を検討しよう

個人の資産運用で一番有利な金融商品は、何と言っても確定拠出年金(個人型)でしょう。いわゆるiDeCo のことです。

普通に働いている人なら、年間数万円から数十万円の節税が可能です。もちろん、完全に合法です。こんなに有利な金融商品は、他には存在しません。加入がまだの人は、とりあえず検討だけでもしてみてはいかがでしょうか。

iDeCo をはじめるには、窓口となる金融機関を選ばないといけません。お勧めはSBI証券かマネックス証券です。とりあえずは、資料請求だけでも。

スポンサードリンク


タグ: , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。